日本人の4人に1人は頭痛もち、慢性的な頭痛の患者は全国に3000万人いると言われています。
頭痛がひどくて鎮痛剤が手放せないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、鎮痛剤には眠気の副作用があったり、飲み慣れてしまうと量を増やさないと効果が出にくくなったり、という懸念点もあります。
また、頭痛にはさまざまな種類がありますが(偏頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛など)、背景に心身の緊張があるのは共通です。
そこで、安心して使用できるリラックス系のハーブを4つの症状に合わせてご紹介します。
冷え性、生理前後の頭痛に
◆ジャーマンカモミール[ハーブ]
含まれる【フラボノイド(アピゲニン・ルテオリン)】には鎮静・鎮痙作用があるため、
痛みや炎症を和らげてくれます。
不安、高血圧の頭痛に
◆リンデン[ハーブ]
含まれる【フラボノイド配糖体】には発汗、利尿、鎮静作用があり、
【ファルネルソール】という成分にも鎮静作用があるため、心身の緊張を和らげ、高血圧の方にもお勧めです。
神経や目の使いすぎ、消化不良による頭痛に
◆ペパーミント(薄荷)[精油]
古代エジプトやギリシア・ローマ時代から親しまれてきたペーパーミント。
含まれる【エル-メントール】には筋肉を緩める作用があります。
精油を指先に数滴とり、こめかみを中心に頭皮マッサージをすればすっきりします。
(肌が弱い方はパッチテストを行ってからにしましょう)
精神的な緊張を伴う頭痛、激しい頭痛に
◆パッションフラワー[ハーブ]
見た目にも生命力溢れるパッションフラワー。含まれる【フラボノイド】と【アルカロイド】によって中枢性の鎮静、鎮痙作用があるため「植物性の精神安定剤」と呼ばれるほど。
先ほど紹介したジャーマンカモミールとのブレンドがお薦めです。
飲むときは、ハーブの香りも楽しみながら深呼吸もしましょう。
痛みによって呼吸が浅くなり、脳の酸素が不足することで血管が拡張し痛みを増悪するという悪循環を絶つためです。
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