今はあらゆる情報が容易に入手できる情報化社会。
世の中には健康法が溢れていますし、健康に関する情報も好きなだけ手に入ります。
ところが、生活習慣病や摂食障害、癌の患者数などはどんどん増加しています。
これは何故でしょうか。
世の中に出回っている健康情報は断片的です。
土台となる幅広い健康の基礎知識がなければ、商業主義的な健康法に踊らされ、真の健康を見抜けなくなってしまいます。
「規則正しい生活を送る」
「朝起きたら日光をたっぷり浴びよう」
「食事は腹八分目」
「30回以上咀嚼しよう」
これらは誰もが一度は聞いたことがあると思います。
お金もかかりません。
でも、実践できていない人がとても多いようです。
また、健康法というのは、とてもパーソナルなものだと考えています。
生まれた土地、季節、体質、身長・体重はもちろん、相性の良い食べ物や運動法は一人一人異なっています。
例えば腹痛が起きたとしても、ストレスが原因の痙攣型なのか、腹筋力の低下や運動不足が原因の弛緩型なのか、便意を我慢する環境に置かれたことによる直腸型なのか、原因によって対策方法は全く変わってきます。
本当に自分に合う健康法を見つけるためには、日々の自分自身の心と体の観察がとても大事です。
表面的な健康情報ではなく、人類の長い歴史がもたらしてくれた叡智からの学びもしっかりと取り入れて、本質的、体系的、幅広い内容を学んでいくことが大切なのですね。
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