天然の睡眠ぐすりで目覚めもすっきり

悩み、ストレス、緊張状態の継続によって、不眠を訴える人は老若男女問わず急増しています。

寝酒や睡眠薬に頼る前に、ハーブのもつリラックス効果や生体リズムを調整する力をかりれば、目覚めもすっきりするはずです。


症状別にお薦めのハーブと精油をご紹介します。


朝、スッキリ目覚めたい

◆ペパーミントとマテのハーブティー

ペパーミントに含まれるエル・メントールの香りが、中枢神経を刺激して眠気を吹き飛ばし、脳の働きを活性化します。

世界三大茶でもあるマテは、アルカロイド(カフェイン)等を含み、脳の働きを活性化して活力を高め、利尿効果をもたらします。


◆ローズマリー[精油]

1.8シネオール、カンファー、ボルネオール等の成分を含み、脳機能を亢進し、血液循環を促進させてくれるので目覚めにぴったり。

ローズマリーの香りをかぎながら、朝のストレッチをすると良いでしょう。


◆グレープフルーツ[精油]

リモネン、ヌートカン、オクタナール等の成分を含むため、交感神経を活性化させ、活力をアップさせてくれます。


考えすぎからくる不眠に

◆バレリアン

酢酸ボルニル(精油成分)、バレポトリエイト等を含み、脳の中枢神経に働きかけて眠りを誘ってくれます。

ヒポクラテスの時代から不眠に用いられ、日本では江戸後期(1800年頃医)にオランダから渡来した歴史があります。

睡眠薬よりも眠りの質を高めてくれるとして、世界各地で神経性の睡眠障害に疲れています。

頭がぼんやりとするので、日中ではなく、就寝前に飲むようにしましょう。

また、匂いはオロナミンCに似ていて強烈です。猫にとっては大好きな匂いだそうですが、好き嫌いがあるかもしれないので、まずは試してみてください。


早く目覚めてしまう不眠に(早期覚醒タイプ)

◆セントジョンズワート

ヒペリシンやハイパーフォリンという成分を含み、眠りのホルモンであるメラトニンの生成を助けたり、抗うつ作用が確認されています。

古代ギリシャ時代から使われており、暗く落ち込んだ心に明るさを取り戻すことから、別名「サンシャインサプリメント」とも呼ばれています。

さらに朝になったら日光の光を十分に浴びて、生体リズムを調整することも大切です。

※セントジョンズワートは他の医薬品との併用に関してはご注意ください。

(インジナビル、ジゴキシン、シクロスポリン、テオフィリン、ワルファリン)


スイッチを切り替えて催眠効果を

◆ラベンダー、ゆず、ベルガモット[精油]

鼻から吸収され、脳にダイレクトに働きかける精油の力も偉大です。

これらのリラックス系の精油は、心療内科で使われることもあり、副交感神経を優位にしてこころのスイッチを切り替えるのに役立ちます。

入浴後のマッサージや蒸気吸入で、深呼吸をしながらたっぷり吸い込むのがお薦めです。


◇日常生活のポイント

・目から入る情報は脳を活性化させるため、テレビ、パソコン、スマホ等の画面は、入眠1時間前までにしましょう。

・入浴は入眠30分以上前までにすませ、ぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。

・寝る前に筋トレ等は行わないようにし、ゆっくりしたストレッチや深呼吸を行いましょう。

・生活リズム(体内リズム)を整えましょう。体は乱れたリズムにも順応しようとするので、体にはかなりの負担がかかってしまいます。朝は毎日同じ時間に起きるようにして、朝日をたっぷり浴びることで睡眠ホルモンをスムーズに分泌させましょう。


Healthy LifeHacker

皆さまの毎日の仕事や生活が健やかで充実したものになるよう、役立つライフハックをお届け!日々のセルフケアを行うヒントになれば幸いです♪

0コメント

  • 1000 / 1000